2009年12月24日木曜日

間に合えばラッキー。



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●前回までのあらすじ。

他の星に比べてまだまだ自然という財産が多く残る地球。
それ故に侵略にくる多くの異星人や怪獣たちだが、彼らを食い止めたのは光の巨人だった。
地球連邦軍が発足した翌年、プリム対じゃがポックルの戦いは新たな局面を迎えていた。
じゃがポックルと戦うことが出来るのはたった一人。
死んだはずのあの男だった。
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第十一話「伝説対伝説!放て超必殺技!」





プリムの世界を足がかりに全世界の支配を企む「じゃがポックル」。
窮地に立たされたプリムたちを救ったのは、死んだはずの13だった!
そして冒険では見せなかった新たなる力が今、開放されようとしていた!!




13「13キーーーック!」


黒い戦士の姿に変身・・・いや更新した13の飛び蹴りがカウンターで決まる!
油断していたとはいえ、予想以上のパワーに悶絶するシオアジー。

シオアジー「ぐあっ!?」
カリット「今のは何だ!?ヤツの戦闘力が異常なほど上昇したぞ!」

13「この力は長く持たないからな。決めさせてもらうぜ・・・!」





カチャ。



13ベルト(音声)『13フォームライド ブラックタイガーーッ!!!』







13「13ヒーーーップ!」





ペイッ





シオアジー「ぐあああああっ!??!」


ベルトのデッキから取り出したカードをバックルに差し込むたびに13の姿が変わっていく!
それこそ初めて見せる13の新しい力だった!
しかしなぜ!?





シオアジー「馬鹿な・・・!たかが人間にこのじゃがポックル様が!!?」

カリット「避けろ!シオアジー!」


13「ラストだ。・・・・・更新!





カチャ。





13ベルト(音声)『ファイナル13ライド テテテ天真プリンセーース!!!』



・・・

・・・・・

・・・・・・・・・・







・・・・・・








・・・・・・・・・・


・・・・・
・・・






シオアジー「ブサイクーーーーーッ!!!」


ドゴーーーン!


ボックス”やった・・・!”

スフィア”すごい・・・!”

カリット「チッ。馬鹿な野郎だ。」





13「じゃがポックル。場所を変えようぜ。」

カリット「好きにしろ。」


最終回へ向けてやっと主人公らしくなってきたぞ13!!
みんなも最後まで13を応援しよう!!


・・・

・・・・・



スタッ






カリット「貴様、黒いものに姿を変えられるのか。」

13「さすがじゃがポックル。一度見ただけでよくわかったな。」

ボックス”13、その力は一体・・・?それに死んだはずじゃ?”


13「そうだ。俺は一度、命を失いセーブポイントに戻った・・・。」


13はそう言って回想し始めた。



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そこは天国でも地獄でもない、狭間の世界だった。
そこでコエンマと名乗る子供から、まだ死亡する予定ではないことを告げられた。
しかしこうして狭間の世界に連れてこられたのには訳があった。

「じゃがポックルの対抗する新たな力」を得る為。

正確には、13がこの世界に来るもっと以前の、
失われた過去の記憶と一緒に封じ去れている、その力を呼び覚ます為だ。

この脅威がプリムの世界にとどまらず、この世に存在する全ての世界の崩壊に繋がると
神々は考えたからだ。


手助けをしてくれたのは”女神”。
彼女の血があれば、つかの間だけ過去の記憶の一部を蘇らせることが出来るという。
あとは女神と取引をして、血を分けてもらう代わりにバイトをした。


ミュータントを無力化する薬品”キュア”の反対デモに参加し、地獄で拾ったノートを人間界に落としたりした。
ロベルトを追ってブラジルまで行ったし、南国では目玉のバケモノと一緒に西洋妖怪も退治した。
呪いのビデオをダビングしながら、”ファルコン”として犯罪組織と戦い、
まる子の参観日と三年B組の卒業式が重なった時も、地獄先生として強引に両方出席、
ついたあだ名がグレートティーチャーだった。


想像を絶する試練にも火事場のくそ力で耐え抜き、こうして復活することができたのだ。



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ボックス”聞きたいことは山ほどあるけど・・・女神から力を得たのになぜバイトを?”

13「教会で復活するのに13L$が必要だったんだ・・・。」


ボックス”そ、そうか・・・。”

スフィア”ま、まあ、おかえりなさい。”



カリット「俺様を無視してごちゃごちゃ勝手に喋りやがって・・・。
とはいえシオアジーも無様なものだ。初めから捨て駒だったがここまで使えない奴だとはな。」


13がじゃがポックルを睨む。

13「仲間じゃなかったのか・・・?!」

カリット「”仲間”だと?・・・その言葉を聞くと反吐が出る。
全ての計画は俺が考えたこと。元々アイツらは現状で満足していた臆病者たちだ。
何かに役に立つと思って連れてきただけの事。

・・・おっと俺を他の二人と一緒にするなよ。
どんな力を得ようとも、お前たちが俺様に勝てない理由があるのだからな!」

スフィア”どういうこと!?”

13「目の前にいるじゃがポックルは仮初の姿。本体は別の場所、別の世界にあるってことさ。」
(あの時は思い出せなかったが、あの人に頼んでおいてよかったぜ。)


!!!


カリット「き、貴様?!なぜそれを!!」


じゃがポックルは明らかに動揺していた。
どうやら13の言っていることは正しいらしい。


カリット(落ち着け、落ち着くんだ!ヤツラがそれを知ったところで、あの世界へ行くことはできん。
万が一行けたとしても辿り着く前に始末してやればいい。そうだ・・・。俺は最強なのだ!)


13「生産数制限、販売地域限定、数量制限という厳しい環境で、新天地を目指す気持ちもわかる。
でもお菓子には、売り場の片隅にひっそりと整列しているがお茶の間の定番、という仲間もいる。
ここは彼らのように頑固に耐えて、元の愛すべきお菓子に戻る気はないのか?」

カリット「説得こそ無意味。お前に何がわかる。」

13「わかるんだよ。痛いほどにね。・・・しかたがない。
本体は”ナカミノヒト”にお願いして探してもらっていたのさ。もう見つけた頃だろう。
ナカミノヒト!やっちゃってくださーい!」





・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・


13の言うとおりだった。
物語の裏で地道に冒険していたナカミノヒトは、目的の物を手に入れて自宅に戻ってきたのだ!

そう、ついに「じゃがポックル」を手に入れたのだ!!


ナカミノヒト「ひーぃ、疲れたぁ。どれどれ。これが13に頼まれていたじゃが・・・」







「じゃがピリカ」1箱180g(18g×10袋入) 840円



ナカミノヒト「・・・ピリカ!!?
まーーーちがーーーーえたーーーーー!!!!!





痛恨のミス!!!
ナカミノヒトの財布に840のダメージ!!!!



・・・
・・・・・
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13「・・・・・あれ?」


当然何も起こらない。
13がナカミノヒトと世界を越えた何とも言いがたい繋がりがあるように、
じゃがポックルにもそれはあり、見抜いたところまでは良かった。
しかし、本体を取り違えてはどうしようもない。


カリット「はーっはっは!とんだ茶番だったな!!」

13「1353・・・!(サーティーン誤算)」



カリット「お前が何者で何をしてきたなどどうでもよくなった。
今はこの俺様の邪魔をする目の前のゴミ共を片付けるだけのこと・・・!!」






はぁぁああああああぁぁ!!


もはや戦場の主導権はじゃがポックルにあった。
カリットの戦闘力が急速に上昇していく。


13「な、何というパワーだ・・・!!!」

カリット「お前は次に”俺の予想を遥かに上回っている!”と言う。」

13「俺の予想を遥かに上回っていr・・・ハッ!!!


パワーアップして戻ってきた13。
だが一方でカリットの底知れぬ力はその13をも上回っていたのだ。
強力な力に次第に元の姿を失っていくカリット。


そしてついに。


カリット「どうだ。これが”真の伝説のお菓子”の力だ・・・!!」


・・・
・・・・・


13「そうこなくっちゃな。13は最初からクライマックスだぜ!!」





To be continued.....





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次回予告: 第十二話「さらば13!最強最後のじゃがポックル!前編」
今日の13的Xmasの愛言葉は!

『君の嫌いなところ13個も言える。好きなところもね。』

次回もお楽しみに!
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