2009年12月20日日曜日
終わらない危機。
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●前回までのあらすじ。
食パンマンがパトロール中に見つけた謎の物体、それはバイキンマンの円盤だった。
いたずらをしようと企むバイキンマンとドキンちゃんを見つけて後をつけるのだが。
カバオくんがおにぎりを食べようとしたまさに同じ時刻、じゃがポックルの口から語られた呪われた過去。
衝撃的な事実に動揺するプリム族の戦士たち。
このまま世界は彼らじゃがポックルに支配されてしまうのか!?
そして13の行方は・・・!
アーンパーーンチ!
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第八話「集まれ!プリム戦士!」
サクサク「命を得たじゃがポックルは俺の他に二人いる。そいつらは俺より格段に強い・・・!」
じゃがポックルが明かす衝撃の一言。
それが本当であれば、危機が去ったどころか更なる恐怖が待ち受けているのだ。
ボックス”俺たちの勝てる相手ではない・・・。”
シリンダー”ボックス、諦めるのはまだ早いぞ。”
スフィア”そうよ。パーティーにもれたプリムにも声を掛けましょう!”
ボックス”そ、そうだな。サクサク、その残りの二人というのはどこにいる!?”
サクサク「ふん。そう焦るな。俺は北、あいつらは東と西の民を殲滅しにいっている。
俺が倒されたとなれば直ぐに飛んでくるだろうよ。そうだな、一時間もあれば十分だ。」
ボックス”一時間!?・・・スフィア!プリム間通信で出来るだけ多くの仲間を集めてくれ!
シリンダー!なるべく人気の少ない広い土地を探してくれ。そこで決着をつける!”
スフィア”わかったわ。”
シリンダー”任せておけ!”
サクサク「ふん!せいぜい足掻くがいい・・・ガクッ」
そう言ってじゃがポックルは息絶えた。
サクサクより強いという残りのじゃがポックル二人が到着するまであと一時間。
ボックスたちは仲間を集めて迎撃の準備を始める。
彼らはじゃがポックル族の侵攻を食い止めることができるのだろうか・・!?
一方その頃。
ナカミノヒト「さぶいなー。13のやつ、パシリされるのはいいけど俺まで巻き込みやがって・・・。」
突然の出来事に創造主”ナカミノヒト”は苛立っていた。
とはいえ13のことが心配だ。
旅の途中で休憩をすませ、車に乗り込もうとしたナカミノヒトだったが・・・。
ナカミノヒト「な、何ぃ!?」
足元に雪だるま。
じゃがポックルの刺客なのか!!!?
ナカミノヒト「やつらの力はこの世界にまで影響を及ぼしているというのか!!!」
ナカミノヒトはメガネに手を当てる。
ナカミノヒト「戦闘力・・・2プリム。・・・舐められたもんだぜっ!!!」
ぼかーーーん
ずどーーん
みごと刺客を撃退したナカミノヒトは再び車に乗り込み、じゃがポックルがあるという場所を目指す。
その場所とは、空港。
到着まで約一時間、くしくもそれはじゃがポックル到着の期限と同じ時間であった・・・。
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・
話の舞台は戻って、プリムの世界。
スフィアの呼びかけで、「リズムが無くても」プリズムと「機関車」トーラスが参戦した。
これでプリム族は、ボックス、シリンダー、スフィア、プリズム、トーラスの五人となった。
プリム戦士の誕生である。
そして一時間が経った。
定刻通り。
彼らは大地に降り立った。
シオアジー「ふぅ。サクサクの雑魚がやられたのは本当ですかね。」
カリット「通信が途絶えたのは事実だ。どうせここの住人も皆殺しにするんだ、暇潰しにちょうどいい。」
ボックス”そう簡単にいくかな!”
シオアジー「あん?」
カリット「プリム族か。毎年飽きずによく来やがる。」
シオアジー「今はお前らに構っている暇はねぇ。あとで可愛がってやるからどっかへ行きな!」
シリンダー”サクサクとかいうじゃがポックル。倒したのは俺たちだと言ったらどうする?”
カリット「!!!??」
シオアジー「何ぃ!!!??」
じゃがポックルたちの顔色が変わる。
シオアジー「適当なことを言ってんじゃねぇ!弱っちいサクサクだがじゃがポックル族の戦士だ。
お前らプリム族に勝てるわけがねぇ。そんなに強いならこの俺様が相手に・・・・!!」
カリット「待て!シオアジー!!!」
ビクッ!
シオアジー「すまねぇ、カリット。熱くなっちまったぜ・・・。」
カリットの一喝でシオアジーは急に大人しくなる。
どうやら彼らの中には上下関係があるらしい。
カリット「本当なら少しは楽しめそうじゃないか。・・・プリム族五人。アレがちょうど三つあったな。」
そういうとカリットは何やら種のようなものを取り出して地面に埋めた。
カリット「まだ知名度が低いが、お前らとはいい勝負だろう。
なんならウィキペディアで調べるといい、掲載されていないはずだからな。(2009.12.現在)」
シオアジー「アレをやるのか。ふふふ、カリットお得意のゲームが始まるぜ・・・!」
シリンダー”なんだ!?ヤツラは何をしている!?”
ボックス”わからない・・・だが!とても強い氣を感じる・・・!”
数分も経たずにカリットが生めた場所から何かが飛び出してきた。
じゃがポックル族に似たその姿。
それは。
カリット「こいつらは『じゃがピリカ』。じゃがポックルの姉妹品だ。」
ボックス”!!!!!!!!!”
(検索先より転載)
カリット「ピリカはアイヌ語で『かわいい』という意味。北の大地でそだった三種族のじゃがいもだ。
一部はアンデス地方原産のじゃがいもを品種改良したがな。」
シオアジー「左から品種『キタムラサキ』のカーくん、『ノーザンルビー』のりっちゃん、
そして『トヨシロ』のピッくん。これでお互い5対5になったな。」
ボックス”くぅ!!二人でも勝てるかどうかわからないのに増援だと?!!!”
シオアジー「ルールは簡単、どちらかが全滅するまで戦い続ける。
楽しいゲームの始まりだ・・・!」
なんと!
北の伝説のお土産『じゃがポックル』に姉妹品があった!!
明かされた事実と新しい敵!!!
プリム戦士の運命は・・・!!!???
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・
王様「おお13!死んでしまうとは不甲斐ない!」
13「あれ・・・?ここはどこだ??」
王様「もう一度初めから冒険をし直すがよい。」
13「え!?そんなこと言わないで!早く元の世界に返してよ!かーえーせ!かーえーせ!!」
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・
13「ハッ!夢か。いや・・・地獄なのかなぁ。」
闇。
全てが暗黒に閉ざされた世界で13は目を覚ました。
13を起こしたのは女性の声だった。
*「起きなさい13。あなたの冒険(たび)はまだ終わってはいませんよ。」
13「また謎の声・・・この間と違う声だ。もう騙されないぞ!イーーーだ!!」
*「あなたが死すべき場所はここではありません。地獄側の誤りだと閻魔様も認めております。
とはいえ、一度死滅した身。
再び肉体を取り戻すには条件がありますが、今一度そのお力をお貸し願えないでしょうか?」
13「どうして俺なの?他の人間でもいーでしょーが!みんなイケメンだし、トークも面白いしさー!!!」
完全に拗ねてしまった13。
それでもお構い無しに声は語り続ける。
*「あなたじゃないとだめな理由があるのです。その理由は全ての旅を終えたときわかるでしょう。
そして、あなたがいるべき世界、元の世界に戻れることをお約束します。」
13「そんなこと言われてもぉ~~。」
*「L$も上げます。」
13「やります。」
即答。
その後、コエンマと名乗る子供を紹介され、13代目霊界探偵として活躍。
・・・という話は別の機会に語るとしよう。
To be continued.....
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次回予告: 第九話「急げ13!世界の危機!」
今日の13的Xmasの愛言葉は!
『今日が何の日かだって?僕と君が出会ってちょうど13日と13時間13分13秒の記念日さ。』
次回もお楽しみに!
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